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あるLeicester City FCファンのブログ

20/21 第6節: 割り切った戦い方

第6節 v Arsenal (A)

相変わらずELがハイライトだけで寂しいですが、今週は2試合とも勝利。やりました。今季のレスターは攻撃的なチームに対してスペースを消して戦うのが上手くなりましたね。にしても今回は見てるほうが心配になる開き直り方でした。

ロングパスは放置

今回は裏のスペースを消して、プレスはあまり前まで行かないスタイルでした。アーセナルのCBは二人ともいいボールが出せますが、出す先を塞いでしまう作戦に見えました。

David LuizからSakaへのボールが前半から多く、チャンスになりかけるシーンもありましたがそこは全く気にかけていないようでした。おそらく、ここを詰めようとして逆側、つまりAubameyangを空けるほうがリスクが高いと考えたのだと思います。もちろんSakaも上手い選手なのですが、Aubameyangよりはリスクが低いという考えでしょう。実際後ろからくるロングボールを収めてチャンスに持ち込むのは相当テクニックが必要ですし、収めてもCastagneとFofanaががっつり寄せてきます。さらにエリア内にはDFがいっぱい。

監督もスペースを消すことを考えたと強調しています。チャンスの手前までは行くけど決定機はそうそう作らせなかったのでプラン通りということでしょう。 www.lcfc.com

ここに守備陣の頑張り、Schmeichelのビッグセーブもあって完封に成功しました。FofanaはWhoScoredのレーティングではレスター来てから7を切ってないようですね…すごい。

待望のRWG

この試合では、途中出場の2人が結果を出してくれました。Vardyはもうさすがとしか言いようがないのですが、Ünderのアシストも素晴らしかったですね。利き足ではない右で難しいバウンドをうまく合わせてくれました。

ELのハイライトでも見ましたが、積極的に裏に抜けるタイプのWGのようですね。レスターに来る前のプレーは知らないのでもともとなのかはわからないですが、Arsenal戦でのアシスト含めてELでも裏抜けでチャンスを作ったシーンがありました。PérezやIheanachoは下がってボールを受けに来るタイプで、裏抜けの頻度はそこまでありません。

Ünderの良いところは裏抜けの頻度とそのコースにもあるかなと思います。今回アシストの場面では真ん中に抜けずVardyから離れた位置で平行もしくはやや離れるように抜ける感じでした。サイドで誰かが釣ってくれるとVardyを相手DFがしっかり見続けることはできなくなって、こうなると完璧に裏を取ってくれるのがこのエース。PérezやIheanachoは真ん中に向けて抜けることが多く、味方のスペースをつぶすことがよくあります。今回Vardyベンチスタートで真ん中をBarnesが務めたことを見ても、彼らの突破には監督は物足りなさを感じているのかもしれません。

ÜnderはELで左足での枠左上に当たるシュートも放っていて、Mahrez以降決まらなかった右WGがついに、と期待してしまいます。監督もまだもっとフィットすると言っているので楽しみですね。