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あるLeicester City FCファンのブログ

20/21 第9, 10節: 3バックの限界

第9節 v Liverpool (A) & 第10節 v Fulham (H)

公式戦6連勝のあとLiverpool戦の負けから4試合勝ちなしと相変わらずアップダウンが激しいです。代表ウィーク前までは相手にチャンスを作られ続けても跳ね返せていましたが、最近はカウンターに耐え切れなくなっています。DF陣が簡単に振り切られるシーンが多くなったのは疲れもあるのではないでしょうか。

それはそうと、メディアではリヴァプールの怪我人ばかりが取り上げられますが、レスターも主力が何人も抜けていることを誰も取り上げません(このことに触れたのは自分が知る限りLeo the foorballさんの生配信でコメントをされた方だけでした)。予算的にはBig 6に入らないけど上位に食い込み始めた今の状態って、中途半端に持ち上げられてなんだか納得できないことが時々あります。特に今シーズンは一時的に首位に立ってもあまり注目されている感じがなく…トッテナムの方が騒がれていますね。これからビッグクラブにいろんな意味で並べるように、応援し続けないといけません。

後方のパフォーマンス低下

最近の3バックはAlbrightonをWBで回したりCBに本職SBの選手を置いたりと、怪我が多いDFの配置上でもメリットがあったのですが、今はここに5人使うというデメリットが目立ってきてしまっています。Thomas、Fuchs、Evans、Fofana、Justinを基本にあとAlbrightonとMorganがいるだけで、週2試合のペースを続けています。ManéにFofanaが何度も振り切られたのもそうですが、特に気になるのはFuchsのパフォーマンスです。おそらくこんなに使い続ける予定ではなかったと思うのですが、年齢的に今の状況はちょっときつそうです。ヘディングに行って触れなかったことで失点を招いたり(リーズ及びリヴァプール戦)、PA内で遅れて無理なタックルを仕掛けたり(ブラガ及びフラム戦、後者はPK)、ピンチに絡むチャンスが増えています。Thomasとの間を突いてくる相手に走り負けることも多いので、疲れから走力や集中力が落ちているのではないでしょうか。SöyüncüとPereiraが戻ってきているので、バックラインの立て直しが進むことを願います。

シャドーのパフォーマンス低下

前線で気になるのが、怪我明けの2選手、MaddisonとPraetのパフォーマンスです。以前はあれだけ裏に走っていたPreatが、明らかに棒立ちになっている時間が増えました。そうなるとMaddisonがパスを出せるところがなく(Vardyはたいてい2人でマーク)、無理なところにパスを出したりドリブルで強引に突っ込んだりしてボールを失いカウンターを受けるのが最近の流れです。PLこの2戦では、相手のプレッシャーもあると思いますが、パス成功率が今季初めて80%を切りスルーパスも一本も通せていないようです。その分ボールロストの回数が増えています。ウルヴズ戦では72分の出場でフル出場のここ2試合と近い数のパスを出し88%を成功させています。感覚的にもMaddisonが持つと高い確率でシュートまでいっている気がするので、チームの状態に引っ張られている感じは否めません。実際フラム戦の後半ÜnderとBarnesが入ってから明らかに動きが良くなりました。

4バックへの回帰

フラム戦の後半は4バックになりパフォーマンスが良くなりました。前半からこうしていれば…というのは結果論ですが、もったいなかったです。前線でボールが何度も奪われているとWBは上がりづらいので、攻撃は1トップ2シャドー+たまにTielemansみたいな前半でしたが、後半はじめは4-2-3-1ではっきりと攻撃の枚数が増えたのでチャンスを作りやすくなりました。押し込む時間が増えてしかも両SHが中に切れ込めるタイプになったので、SBの攻め上がりの回数も増えてゲームをコントロールし始めました。最近忘れていたけどレスターの昨季強かったやり方に戻った感じでした。

Ndidiも戻ってきたことですし、そろそろ4-1-4-1の復活が見たいところです。Praetも調子が上がるまではÜnder先発でいい気もしますが、PL初先発は訪れるでしょうか。最近得点が増えているBarnesと、Vardy、Ünderの3人をMaddisonが操り、Tielemansがロングシュートを狙いながらバランスを取る、そんな布陣が見てみたいです。